ラシーネ西東京トピックス

2021年11月22日
今週のキーワード(私たちの支援)

ラシーネの支援は、「常に感じ 常に考え 常に準備する」ことで成立するものと考えています。私たちがどのように「感じ」「考え」「準備」しているのかにつきまして、毎週月曜日にキーワードと共にご紹介してまいります。私たちの目指す支援についてご理解の一助となれば幸いです。

 

「『自立』とは依存先を増やすこと」

この言葉は、脳性麻痺の当事者でもある東大の先端研の熊谷先生の言葉です。私たちは、「自立」というと一人でできることを増やすことを目標としがちですが、障害があるなしに関わらず、「困った時」に「ヘルプ」が求められることって大切なスキルだと考えています。「困った時」に「ヘルプ」って求められそうではありますが、意外と難しいものです。たとえば、許容度が低く、常に罰せられる環境下にいれば、ミスはもちろんこと、困っていることさえ隠すことになりがちです。そうなると成長やら新しいスキルの獲得などが難しくなり、いわゆる「自立」からは遠ざかることになるのかもしれません。「困った時」にどのように「ヘルプ」を求めるのか、一人一人に具体的なやり方を準備しておくことって大切だと確信しています。「困った時」「失敗した」に依存(頼る)ことができないって、障害のあるなしに関わらずつらいものです。「困った時」「失敗した時」に発せられる「ヘルプ」をしっかりと受け止める包容力のある支援は、私たちの目指す方向性の一つです。

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