ラシーネ西東京トピックス

2021年11月8日
今週のキーワード(私たちの支援)

ラシーネの支援は、「常に感じ 常に考え 常に準備する」ことで成立するものと考えています。私たちがどのように「感じ」「考え」「準備」しているのかにつきまして、毎週月曜日にキーワードと共にご紹介してまいります。私たちの目指す支援についてご理解の一助となれば幸いです。

 

「プロンプト」

「プロンプト」とは、「行動のきっかけとなる刺激」のことですが、支援の視点で考えると「行動を促す支援」と言えます。できれば、行動は本人から始発するようにと発想することが多いので、支援を抜きやすいレベルから組み立てていきます。

そのレベルは、一般的に抜きにくさから「身体介助」「モデル提示」「言語指示」「視覚提示」の順番といわれています。「身体介助(手を添えたり)」「モデル提示(お手本を見せてから)」「言語指示(●●してください)」「視覚提示(イラストなどを使ったスケジュール等)」が例となります。意外と誤解されているのが、「言語指示」と「視覚提示」の順番です。以前は、絵カードやイラストなどを使ったスケジュールやマニュアルなどは、「社会は言語的な指示しかないのだから、絵カードなどを使うことは過剰な支援」と言われたりしていましたが、実は、「言語指示」の方が抜きにくいのです。「言語指示」は「言われて動く」ことになるので受動的な行動になりますが、「視覚提示」はスケジュールやマニュアルなどを「能動的に」見る行動からスタートするので支援を抜きやすいのです。

とはいえ、必要以上に支援を抜くこともないとは思います。支援を抜かないことも大切な方針ですね。

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